The Amazing Spider-Man #1

ベン叔父さん亡きパーカー家は、お金に困る。なんとかメイ叔母さんに苦しめたくないピーターは、スパイダーマンとしてテレビに出演することでお金を稼ごうとする。しかし、出演料の支払いが小切手だった。小切手を現金に変えるには身元証明が必要だが、ピーターは正体を明かす訳にはいかないのでお金を手にすることができない…。困るピーターだが、さらに状況は悪化。デイリービューグルのJ・ジョナ・ジェイムソンが、スパイダーマンを「NYの脅威」として取り上げた影響で世間からスパイダーマンの評価は下がってしまう。そうなるとTV出演もできず、お金を稼ぐことができなくなってしまう。メイ叔母さんが自分の物を売ってなんとか生活費を賄おうとしている様子を目撃したピーターは、自分の能力を活かせないことによる無力感に打ちひしがれる…。

場面は変わり、J・ジョナ・ジェイムソンの息子であるジョン・ジェイムソン宇宙飛行士のロケット発射を見学するピーター。うまく発射できたと思いきや、トラブルが発生しジョン・ジェイムソンを載せたカプセルは墜落する。慌てる関係者だが、ピーターはすかさずコスチュームに着替え救助に向かう。セキュリティを掻い潜り、パイロットの協力を得て墜落するカプセルに近づく。なんとか救助することに成功したピーターは、世間からの印象が良くなったことでTV出演ができるかもと期待する。しかし翌日のビューグル誌を見て衝撃を受ける。なんと、宇宙船が墜落したのは全てスパイダーマンによる工作だと言われていた！さらに指名手配までされる始末…。またもや世間からの印象が悪くなった上、メイ叔母さんにまでスパイダーマンは嫌われてしまい、ピーターは頭を悩ませる。

お金の稼ぎ方に悩むピーターはあるアイデアが浮かぶ。ファンタスティック・フォーのメンバーになればお金が稼げるかもしれない。早速ファンタスティック・フォーの本部に向かうピーター。思いのほか楽々と侵入できたが、FFの罠だった。しかしピーターは簡単には捕まらず、応戦する。リード・リチャーズがその場を収め、ピーターが何故本部に侵入したのかを尋ねる。お金が必要なのでメンバーに入れてほしいと頼むピーターだが、FFの活動で発生したお金は全て研究に使っていることを知る。そのうえ、指名手配されてることを詰められたピーターは、「君達も世間と同じで僕を誤解してる！」とキレて逃走。