The Amazing Spider-Man #6

フロリダの湿地帯で、巨大なトカゲ人間「リザード」が出現し、人々を襲っているというニュースが全米を騒がせる。ジェイムソンはそのニュースを聞き、リザードを倒してみろとスパイダーマンへの挑戦を新聞の一面にした。それを見たピーターは、それを利用しようと考え、リザードの写真を撮る為にフロリダまで出張に行くことを提案する。しかし、ジェイムソンは新聞の一面はただ新聞の売れ行きを良くする為のデタラメで、会社の金でピーターがフロリダに行くことは金の無駄だときっぱりと断る。

次の日、ミッドタウン高校の生徒たちは自然史博物館を訪れる。ピーターはリザードとの戦いに備え、トカゲについて学ぼうとしていたところ、展示品のルビーを盗もうとする強盗2人組を目にする。強盗はリズ・アレンを人質に脱出を試みるが、スパイダーマンに扮したピーターは、強盗をあっという間に撃退してリズを救助する。リズは命を救われたことでスパイダーマンに恋心を抱くようになった。

そして、引き続き見学を続けるピーターは、フロリダでリザードによる新たな襲撃の報道を耳にする。なんとかフロリダに向かう方法を考えるピーターは、ジェイムソンの元へスパイダーマンとして訪れる。新聞の一面の挑戦状を受けるので、写真家をフロリダに向かわせるんだとジェイムソンに言いつける。計画はうまくいき、ジェイムソンは彼も同行することを条件にピーターをフロリダに向かうことを許可する。

フロリダに到着すると、ピーターは「カメラのフィルムを買わなければならない」と言い訳をしてジェイムソンから離れる。スパイダーマンに扮したピーターは、トカゲの専門家であるコナーズ博士の元を訪ねることにする。途中で湿地帯に立ち寄ったスパイダーマンはリザードと遭遇する。襲いかかるリザードにスパイダーマンは応戦するも、すぐに投げ飛ばされてしまう。投げ飛ばされた先でコナーズ博士の家を発見したスパイダーマンは、戦いを中断して家を訪れる。

しかし、コナーズ家を訪れたスパイダーマンは、コナーズの妻から衝撃の事実を聞かされる。なんとコナーズこそがリザードだったのだ。コナーズは、トカゲの研究から人間にも失った手足を再生させる方法を見つけようとしていた。戦争で右腕を失っていた彼は、自らを実験台に研究を試みたが、腕の再生には成功したものの、血清の副作用で彼はリザードへと変貌してしまったのだった。コナーズは正気の内に人間へと戻る研究を急いだが上手くいかず、妻と息子のビリーへと別れの手紙を置いて姿を消したのだった。

話の最中、外からコナーズの息子ビリーの叫び声が聞こえる。急いて彼の元にかけつけるスパイダーマンはビリーとリザードを目撃する。ビリーを救出してリザードに応戦しようとしていたところ、コナーズ夫人がその場に駆けつける。妻の声を聞いたリザードは急いで沼に隠れる。