The Amazing Spider-Man #9
公開日:2025/09/13
"The Man Called Electro!"
ニューヨークの街で、警察と暴漢による銃撃戦が繰り広げられる。そこに慌ててスイングするスパイダーマンの姿が。警察はスパイダーマンの登場に安堵の表情を見せるが、スパイダーマンはその場を通り過ぎてどこかに行ってしまう。彼が大急ぎで向かっていたのは、体調を崩したメイ叔母さんが眠るパーカー家だった。彼はメイ叔母さんの為に処方箋を取りに行っていたのだった。ピーターはメイ叔母さんを心配し、ベッドの横で彼女を見守る。
一方その頃ニューヨークの別の場所では、新たな脅威エレクトロが金を積んだ装甲車を襲撃しようとしていた。警官達はエレクトロの攻撃に手も足も出ず、お金を渡してしまう。

翌朝、パーカー家に訪れた医者から、メイおばさんの容態が悪化しており入院が必要だと告げられる。メイ叔母さんは家に一人残されることになるピーターを心配するも、ピーターはメイ叔母さんに安心するように伝える。
ピーターはいつも通り高校でフラッシュ・トンプソンにからかわれるが、メイ叔母さんを心配する思いで頭はいっぱいだった。放課後、病院に向かいメイ叔母さんを訪ねたとき、そこにはベティ・ブラントが見舞いに来ていた。ピーターはベティに感謝を述べてお見舞いから帰宅するが、その平然を装うピーターをベティは心配する。ピーターはすぐに街にパトロールにでかけ、悪事を働く者を探す。彼は犯罪の現場の写真を収め、メイ叔母さんの治療費を稼ぐのに必死だったのだ。悪天候によってパトロールを中止して家に帰宅するが、メイ叔母さんの心配で何にも手がつかないピーターだった。
一方その頃、エレクトロはフォレスト・ヒルズ銀行に強盗に入っていた。彼は電撃を使って銀行の支配人とその客であるJ・ジョナ・ジェイムソンを翻弄し、金庫をこじ開けて金を奪い逃走する。電気の力で壁を登るエレクトロを見たジェイムソンは、その正体がスパイダーマンであると睨み、翌日のビューグルにて「エレクトロの正体はスパイダーマンだ」という見出しを張る。
ビューグル紙を見たピーターは、呆れながらもビューグルに向かう。ジェイムソンに1,000ドルを貸してくれないか交渉しに行くのであった。あっさりと断られるも、エレクトロの写真を撮ってくれば金を払うと言われた。ピーターは早速、スパイダーマンのコスチュームを着てエレクトロを探しに出かける。やっとの思いでエレクトロを見つけて攻撃を仕掛けるが、あっさりと敗北してしまう。なんとか撮影した写真をビューグルに売りに行ったが、その写真は翌日のビューグル紙でスパイダーマンがエレクトロであるという証拠写真として使われてしまう。しかしピーターはなんとかメイ叔母さんの治療費にあてるお金を受け取ることができた。