The Amazing Spider-Man #8
公開日:2025/09/09
"The Terrible Threat of the Living Brain!"

ある日、ミッドタウン高校の科学の先生レイモンド・ウォーレンは、I.C.M の博士ミスター・ペティをミッドタウン高校に招待した。ミスター・ペティは人工知能搭載ロボット「リビング・ブレイン」を生徒に披露する。それを見て驚くピーターだったが、フラッシュはまたもピーターに喧嘩を売る。言い争いの中で眼鏡を壊されたピーターは遂に我慢の限界を迎えてフラッシュに決闘を申し込む。
そしてミスターペティによる授業は進む。どんな質問にも答えるリビングブレインの力を試すデモンストレーションとして、スパイダーマンの正体について質問することとなった。質問の入力役として選ばれたピーター。正体がバレることに焦るピーターだったが、幸運にもリビングブレインは質問の回答はコンピューター語でプリントアウトする仕様だった。次のクラスまでに回答を訳すことを命じられたピーターは、なんとかその場を乗り切ることができた。
授業が終わり、いよいよピーターはフラッシュとの決闘に向かう。決闘は体育館にてボクシングによって行われる。ピーターはスパイダーマンの力でフラッシュに大怪我をさせることを心配して手加減しながらも決闘を行う。フラッシュはピーターの反射神経に驚きながらもなんとか喰らいつく。

リビングブレインの搬入役として雇われていた従業員が、学校に保管されたリビングブレインを盗み出すことを企てる。しかし、盗み出す際にうっかりリビングブレインのコンピューターをショートさせてしまったことにより、リビングブレインが暴走状態となり、校舎内で暴れ出してしまう。フラッシュとピーターの決闘の場に、リビングブレインが暴れているという情報が入る。パニックに陥る生徒達だが、その隙にピーターはフラッシュをパンチで気絶させ、フラッシュを安全な場所に運ぶ口実を使ってその場を離れる。ピーターはスーツを着て、暴れるリビングブレインの元へ。
敵の行動パターンから最適な戦闘をするリビングブレインに苦戦を強いられたが、スパイダーマンは間一髪の所でなんとリビングブレインを止めることができた。しかし、リビングブレインの盗みを企てていた 2 人組はその場を逃げようとしていた。しかし泥棒 2 人は、ちょうど気絶から目覚めたフラッシュにつまづき転んだことで、捕獲された。そしてピーターは良いアイデアを思いつく。「リビングブレインとの戦いの間、フラッシュは不在だったし、泥棒 2 人を止めたのもフラッシュだ。リビングブレインにスパイダーマンの正体を聞かせたのも、彼がスパイダーマンの正体だからだ」。フラッシュは必死に否定するが、取り巻きの生徒達は盛り上がってしまい、いくら否定しても収まらない状態に。いたずらに成功したピーターは、満足げに帰路につくのだった。

- 人工知能搭載ロボット「リビング・ブレイン」の初登場回
- スパイダーマンが人間以外と初めて戦った回
- ピーターが初めてフラッシュと直接対決した回。ピーターの眼鏡を壊したことでガチ喧嘩となってボクシングで決闘する流れになった