The Amazing Spider-Man #10
公開日:2025/09/11
"The Enforcers!!"
ニューヨークで凶悪犯罪が急増。裏で糸を引いているのは「ザ・ビッグマン」と呼ばれる謎の男だった。ビッグマンは、投げ縄達人のモンタナ、怪力男のオックス、柔道の達人ファンシー・ダンの3人から構成される「エンフォーサーズ」を手下に従え、次々とニューヨークの裏社会を占領してゆく。

日付は変わりピーターはメイ叔母さんの見舞いにフォレストヒル病院に訪れる。医者から輸血が必要であることを聞かされたピーターは、自分の血液が汚染されていることを心配しつつも輸血に協力する。幸いピーターの血は問題なく、メイは回復の兆しを見せる。安心したピーターは、ビックマンによって犯罪が増加するニューヨークのパトロールに向かう。
スパイダーマンはビックマンについている暴漢を捕まえ、警察に引き渡す。その場にいたジェイムソンは、スパイダーマンも逮捕するように警察に駆け寄る。ジェイムソンはビックマンの正体はスパイダーマンで、その事がバレないように街を守っているように見せかけているだけだと主張する。ビューグルに戻ったジェイムソンは、記者のフレデリック・フォズウェルにこの主張を記事とするように命令する。しかしフォズウェルは、以前エレクトロの正体がスパイダーマンであることを記事にして結果的に恥をかいたことをジェイムソンに思いださえ、それを止めた。
場面は変わり、エンフォーサーズが仕事終わりのベティ・ブラントを訪ねる。ベティが抱える借金の回収にやってきたのだ。その場を偶然見かけたピーターは、エンフォーサーズにベティに構わないように言い争いに発展する。いざこざの中で、ベティはその場を去るのだった。
ベティに手をかけた一件で、いよいよピーターはビックマンとエンフォーサーズを捕まえることを決意する。まず街の暴漢を蜘蛛の糸で作った巨大蜘蛛で脅し、ビックマンの居場所を聞き出す。聞き出したアジトに向かい、スパイダーマンはエンフォーサーズと対決する。4人を相手する内に徐々に追い込まれたスパイダーマンを退却を余儀なくされる。アジトを脱出したスパイダーマンは、ジェイムソンを目撃する。スパイダーマンは、ジェイムソンこそがビックマンの正体ではないかと疑う。
その後、ベティを心配して電話をしてみるピーターだったが、エンフォーサーズとの間にピーターを巻き込むことを恐れ、ベティはすぐに電話を切ってしまう。
翌日、ビューグルに出社したピーターは、ジェイムソンからベティが退職したことを聞かされる。それを聞いて更にベティを心配するピーターは、ビッグマンの本拠点を突き止めてビッグマンの正体を突き止めることを決意して新しい計画を思いつく。